
十社大神の「木造神馬一対」と鏝絵の「白黒神馬」は、令和6年の年末から名古屋市の熱田神宮さまにお貸ししていて、熱田神宮の新春特別展「吉兆の神獣~神話から現代まで~」(令和7年1月1日~1月28日)で展示されています。
聞くところによると、国宝の神獣像や重文の書物と一緒に展示されているとのこと・・・。
当初、お話を頂戴した時には、十社大神としてもシンボルのご神宝が不在になるのは名残惜しかったのですが、ご縁に感謝して、送り出した次第です。
令和7年の1月24日、十社大神の初詣対応や左義長、家祈祷などが山場を越えて、ようやくまとまった時間を確保できたため、その特別展を拝観させていただきました。

初詣で毎年100万人以上がお詣りするという熱田神宮。
1月24日は、平日にも関わらず、多くの人がいらっしゃいました。
宝物館へも、次から次へと拝観者が入っていかれました。
館内に入ると、まず鏝絵の「白黒神馬」は、入口近くに展示されていました。
(※特別展の模様は撮影できないため、展示作品の写真はありません)
ご覧になっている方々は、
「すごい!飛び出している!」
「へ~左官屋さんの技なんだ!」と、
漆喰を立体的にした鏝絵の表現法に驚きの声をあげていらっしゃいました。

春日大社さまや大阪天満宮さま、住吉大社さま、多度大社さまなど、全国の名だたる有名神社から集まった様々なご神宝が展示されている中で、十社大神の神馬は中央奥のもっとも目立つ場所に奉安されていました。
その姿は、まるでメイン展示に位置付けられているかのごとくに思えるほど・・・。
拝観されている方々は、
「うわ!すごい迫力!」
と声をあげたり、
キャプション(展示内容の説明文)を時間をかけて隅々まで読んでいたり、、、
人だかりができていました。
拝観を終えて、改めてお声がけいただいた熱田神宮さまに感謝の念を抱いたとともに、あのようなご神宝を十社大神に奉納され、現代まで維持管理してくださった先人たちへの尊敬の念を一層強く致しました。
さらにご神宝を大切にし、さらにご神宝への学びを深めなければと、決意を新たにさせていただきました。
熱田神宮の新春特別展「吉兆の神獣~神話から現代まで~」は、1月28日までで、お貸ししている御宝物は、2月中旬に十社大神に戻ってくる予定です。