十社大神は、今年も6月の最後の1週間を「夏越の大祓」の期間と位置づけ、いくつかの取り組みを実施します。
このうち、初めての試みとなるのが、食香バラ手水です。
食香バラは、食べることもでき、香りのとても強いのが特徴のバラで、現在、射水市内で特産化が進められています。
いみず食香バラ研究会さんに奉納していただき、6月21日に手水鉢に浮かべました。
すると、あたりは、かぐわしい香りが立ち込めました。
色も、とても鮮やかで、見た目でも香りも楽しめます。
バラは、海外の花・・・という印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、
日本でも、万葉集や源氏物語、枕草子など、奈良時代や平安時代の書物にもたびたびバラは登場し、古くから日本人が愛でていたことがわかります。
伊勢神宮にも、かつての禰宜さんの邸宅跡が「神宮ばら園」になっているほどで、
現在では、伊勢神宮オリジナル御朱印帳の一つにはバラがあしらわれています。
今回はじめてとなる「食香バラ手水」は、6月30日夕方までです。
参拝に来られたら、手水舎にも注目してください。
参道には、今年も「茅の輪」を設置しました。
直径2・5メートルの大きな茅の輪です。
6月30日までの期間中は、ご自由にくぐって参拝していただけます。
横に、くぐり方を書いた看板が設置してあります。
くぐり方をご確認の上、くぐってください。
6月30日の夕方には、「茅の輪くぐり・お焚き上げ神事」を執り行います。
式では、皆さま方から奉納された形代をお焚き上げし、
半年の間に知らず知らずに身についた罪・穢れを祓い清めます。
形代は、事前奉納も受け付けています。
奉納されましたら、その場で、小さな茅の輪の形の「茅の輪御守り」を授与いたします。
境内となりの宮司宅(社務所)までお持ちくださいませ。