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炎勝儀 vol.2 炎と音の力で勝つ

令和4年4月3日(日)の夜、十社大神において、炎勝儀(えんかつぎ)SAKURA vol.2 が開催されました。

 

炎の力で新型コロナなどの悪しきものに打ち勝ち、皆さまが健康・ご多幸でありますようにと祈願する儀式です。

 

この日の天気予報は、夜は雨となっていました。

 

いざ開式の数分前にポツポツと雨が降り、どうなることかと思いましたが…

皆さんの願いが届いたのか、開式と同時に雨が上がり、その後は降ることもありませんでした。何とも言えない不思議な感覚を覚えました。

 

宮司が祝詞を奏上したあと、御神火をファイアーパフォーマーのハルキさんに授け、炎の舞が奉納されました。

 

ハルキさんのパフォーマンスは、リズミカルで妖しくて、そして力強く、ご覧になった方々からはたびたび歓声がおこりました。

 

また、今回、越中いさみ太鼓保存会の方々が太鼓と篠笛の演奏をしてくださいました。

 

 

太鼓と篠笛の演奏は、とても勇壮で躍動感があり、

日本人の精神の奥深くを揺さぶるような思いがいたしました。

 

聞きましたら、約60人の保存会員が、原則週1回の練習を行っていて、熱心な人は週に2回も3回も練習をされるとのことでした。

 

その演奏からも、いかに鍛錬を積んでいらっしゃるかがよく伝わりました。

たゆまぬ努力は、言葉にによるどんな説明よりも説得力があるものですね。

今回も、前回に引き続き、キャンドルアーティストの中沢さんが、数々のキャンドルを配置してキャンドルアートを施してくださいました。

 

キャンドルの灯によって、境内が幻想的な空間となりました。

 

こちらは、優しく包み込むような炎で、儀式を見守ってくれているようでした。

 

多くの方にお越しいただき、神事は厳粛に、そして、奉納行事は力強く、行うことが出来ました。

関わったすべての方に感謝申し上げます。