鳥居の『かたち』①伊勢鳥居

十社大神には、3種類の鳥居があります。

本日は、そのうちの一つ・伊勢鳥居についてご説明します。

 

先般の神宮式年遷宮のあと、お伊勢さんから当神社が譲り受けた、新しい鳥居です。

 

鳥居の形は、様々な種類がありますが、大きくわけると、「神明系」と「明神系」があります。

上記写真(神宮から譲り受けた鳥居)は、「神明系」で、具体的には「伊勢鳥居」に分類されます。

 

「笠木(かさぎ)」と言われる最上部の横木が五角形であること、

笠木の端の切り方が、垂直ではなく、斜めに切る「襷(たすき)落とし」の手法をとっているのが特徴です。

 

また、「抜き」と言われる上から2番目の横木は四角形です。

縦に伸びる柱は、丸い形で、上に行くほど細くなり、やや斜めに立っているので、

どっしりとした印象を与えます。

 

お参りの際には、鳥居の形の違いも、見比べてみてくださいませ。

 

ほかの2種類についても、あらためてご説明いたします。

 

※平成28年8月22日掲載分より