伊勢領の御神輿が十社大神に

令和元年8月11日、第三回下条川みこし祭りが行われました。

 

前身の小杉みこし祭り(行政主体で開催)が行われなくなってから

新たに小杉まちづくり協議会が中心になって開催している行事です。

この催しでは、旧小杉町の各地域が所有する御神輿が、

地域を練りまわり、パフォーマンスを披露します。

 

きょうは、参加団体の神輿のうち、

射水市三ケの伊勢領という町内の所有する「伊勢領みこし」が、道中、十社大神に立ち寄り、

拝殿にて御祭神にご挨拶をし、記念撮影をしました。

実は、この「伊勢領」という地域は、十社大神との縁が特に深い地域です。

 

十社大神は、

昭和2年に14の神社が統合されて以来、天照大御神様を主祭神としてお祀りしていますが、

天照大御神様は、もともとは伊勢領にあった神明社の神様です。

 

伊勢領には、かつて神明社という広大な境内地を持つ神社があり、

「応永7年(1400年)に伊勢の神宮から社家が神輿を供奉して伊勢領にやってきて、

天照大御神様を勧請した」と伝えられています。

なので、今回の神輿の巡行コースの設定は、

まるで、神輿を供奉して伊勢領神明社が創建された当時を思い起こさせるような

粋な発想なのではないでしょうか。

帰り際、

伊勢領のおみこしが、伊勢の神宮の式年遷宮御用材によって建立された鳥居を通る際には、

時を超えて先人と現代人との心がつながったような気がいたしました。

 

伊勢領神明社を創建された先人や、護持・運営に汗をかかれた先人たちも、

きっと喜ばしくご覧になっていることと存じます。

 

※令和元年8月11日掲載分より